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天使

2.天使

アッラーの天使たちの存在と、彼らが『(アッラーの)高貴な僕であり、彼に先んじて語ることはなく、ただ彼の命令を実行するだけである。』(クルアーン第21章〔預言者〕26-27節)ことを我々は信ずる。彼らは至高なるアッラーの創造に成り、彼に帰依し崇拝し、『慢心しアッラーの崇拝に倦み怠ることはなく、夜に昼に彼を称え疲れを知らない。』(クルアーン第21章 〔預言者〕19-20節)。

アッラーは天使を我々の目から隠されたため、我々には彼らを見ることができない。しかし時にアッラーはその僕のうちのある者に彼らの姿を明かし給い、預言者も600の翼を持ち天を覆う大天使ジブリールの姿を見られたことがある[viii]。また、ジブリールはマルヤムの許に人間の姿をとって出現し、彼女は彼に話しかけ、彼もまた彼女に言葉をかけた。また、彼は預言者が教友たちと共におられたところへ、純白の衣に黒髪をした見知らぬ、旅人とも見えない男の姿をとって現れた。そのときジブリールは預言者の許に座り、膝を預言者の膝に重ね、手を彼の腿の上に置いて話を交わされたのであるが、(彼が去った後)預言者は教友たちに向かってその男がジブリールであったと告げられた[ix]。

また天使にはそれぞれ任務があることを我々は信ずる。ジブリールは啓示を担当し、それを携えてアッラーの選ばれた預言者や使徒たちの許に下り、ミーカーイール(ミカエル)は雨と植物の養育を司り、イスラーフィールは雷鳴のとき、また復活のときにラッパを吹き鳴らす役目を負っている。またその中には人の死に際して魂を取り上げる死の天使、山を管理する天使、地獄の番をする天使、胎児の世話をする天使、人類の守護の天使がいる。

また、人の所業を書き記す天使もいる。すべての人間には2人の天使が『右肩と左肩に座っており、一言といえども書き漏らすことはない。』(クルアーン第50章〔カーフ〕17-18節)

また、別の天使には死者の住まいを決めるための審問の任務がある。人が死ぬと彼の許には2人の天使がやって来て、「お前の主は誰か。宗教は何か、預言者は誰か。」と尋ねる。そこで『アッラーは現世においても来世においても確かな言葉を語れるよう、信ずる者を支え給う。アッラーは不正を犯す者を迷うにまかせられる。アッラーは御心のままを為し給う。』(クルアーン第14章〔イブラーヒーム〕27節)

また天国に入る者を受け持つ天使もいる。彼らは、『各々の門から彼ら(楽園の民)のもとへ入り来たる。(そして言う) 「平安あれ。あなた方はよく耐え忍んだ。なんと良き住まいではないか。」』(クルアーン第13章〔雷電〕23-24節)

預言者が語られたところによると、天には天使の詣でる神殿があり、そこには毎日7万人の天使が入る -別の伝承によると「入る」の代わりに「礼拝する」となっている-が、同じ者がそこに-もう一つの伝承によると「そこに」ではなく「彼らのいたところに」となっている-戻って来ることはない[x]。